2021移動祝祭商店街『歩く庭』振り返り1_「truly festive scene」とは何か?

移動祝祭商店街は2019年のフェスティバルトーキョーから始まった企画です。
今年で3年目です。そのコピーだけ抜き出すとこんな感じです。
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<2019年>東京の「まち」と「みち」、そこに暮らす人、行き交う人を寿(ことほ)ぐプロジェクト

<2020年〜まぼろし編> 舞台美術家集団が見出す “景”がまちと人にあらたな縁を結ぶ

<2021年 〜歩く庭>まちに潜む「祝祭の景」を集めてつくる、未来の「庭」
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私は今年から関わったので今年のお話をしたいと思います。今年の経緯だけでも事細かく説明すると膨大な情報量になります。何せ4月から9月にかけて21回ものミーティングがあり、その全てが3時間以上に及ぶと言うなかなかハードなものでした。しかし、それは緊急事態宣言の影響で方向転換をせざるをえなかった状況などもあったと思います。まあそんな試行錯誤はひとまずさておき、最終的に行った活動の説明ができればと思います。

まずは今回のキーワードになった「truly festive scene」と言う言葉について話をしたいと思います。

これは舞台美術アカデミアという勉強会で読んでいる『making the scene』という本の中で
建築家レオン・バッティスタ・アルベルティの『建築芸術論』の引用として出てきました。

アルベルティはこの本の中で「庭には素敵な植物とポルチコ(柱廊)があるべきだ」と述べ、さらにこう言っています。

“There should also be a truly festive space”
「庭には真の祝祭空間もなければならない。」と。

このアルベルティの言葉が今回のキーワードになりました。
(少し変化させてspaceをsceneとしましたが)

この”a truly festive space”と言う言葉に我々はさんざん悩まされました。

はっきり言ってよくわからないんです。

直訳すると「真の祝祭空間」です。

・・・「真の祝祭空間」って何?・・・

いやそもそも
「祝祭空間」とは何であるか?
いやそもそも
「祝祭」とは何であるか?

日本人の感覚であれば、冠婚葬祭や季節の年中行事なのかなと漠然と考えていました。

よくよく考えれば、2020年2021年はコロナの影響で多くの祝祭は中止を余儀なくされました。

それら祝祭が中止された事によっては我々はどのような影響を受けたのでしょうか?

社会面、生活面、精神面、教育、地域、、、

そこに現れてきた支障を考える事によって、
実は”真の祝祭空間”を考える事ができたかもしれないと気づきました。
この振り返りを書いていて気づきました。
いまさらながら良いキーワードであったのだと思います。

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