日記_ダンスOPAL2021を観る〜劇場空間と自然を考える

昨日、桜美林大学ダンスOPAL2021を観てきました。

公演は19:30からだったのですが、17時くらいから時間ができたので山崎団地〜木曽住宅辺りをぶらぶらしていました。木曽住宅の辺りには初めて足を踏み入れました。



この辺りも面白いです。
やはり私は団地が大好きなんだなーと。
自分のアトリエも豊島五丁目団地というマンモス団地の横にあります。
是枝監督の団地を舞台にした映画『海よりもまだ深く』なんかも大好きです。

すいません、、、

団地の話がしたいのではありません。


桜美林大学ダンスOPAL2021『tough魂(タフコン)』振付・構成:木佐貫邦子

これを観たと言う話です。


木佐貫さんの振付と構成はいつも素晴らしくそれに対しては私なんぞがいうことは何もないのですが、劇場空間の使い方で1つ気になる事がありました。

公演を行なったスタジオ3は完全なブラックボックスタイプで袖はありません。
今回、袖エリアの確保や換気の意味などもあって搬入口は開けっ放しにされていました。

山崎団地と木曽住宅に挟まれたこの場所は自然も豊かで、この搬入口から聞こえる鈴虫の鳴き声も素敵です。それらがある事に関しては違和感はなくむしろ心地よさを感じたのですが、しかし、常にそれらが見える事に少し違和感を感じてしまったのです。普通に舞台照明が入った時にもその自然の存在感が幅を効かせてくる。もちろん、そこに映る自然は街灯に照らされた弱いものなので、舞台照明の邪魔をしている感じはありません。
光量などの問題ではなく、私は単純に自然の存在感の強さが気になってしまったのかもしれません。

見えると言ってもチラ見です。
でも、劇場の黒幕などと一緒に樹々が見える事にちょっと違和感を感じてしまいました。
劇場の躯体はいいんです。
黒幕というのものが私が好きでないだけかもしれません。

ただ闇を表現する存在感のない幕などがあればいいなーと



あと欲を言うのであれば、劇場の奥の壁が全てなくなって背景全面が自然になるシーンを見たいなと思いました。そして、その前で29名のダンサーが力一杯踊り、そして、それに対決するように照明をバチバチ当たるような、、

すいません、あくまで私の妄想です。

今回の公演は、現実的にできる範囲でとてもレベル高いものを見せてくれたと思っています。
そして、依然として創作に制約がかかる状況で、学生はダンサー、スタッフともとてもクオリティの高い作品を見せてくれたと思っています。改めて敬意を表します。


ふと、思い出したのが磯崎新さん設計の大ホール・海 – GRANSHIP/グランシップ。
自然光を入れた劇場はとても面白いなと。




あと石川県七尾市にある能登演劇堂など。

自然光や外の空間をうまくコントロールして、舞台作品と融合させる事も面白いなと思いました。

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