日記200502_日本の神事の基本的構造

改めて神事とは何かを考えてみた。
日本において神はもともと居るのではなく遠くからやってくるものだ。
神事とは神を呼ぶ為の儀式なのだ。
神を呼ぶには聖なる場所がなくてはならない。
もしくは神が降りるにふさわしい場所がなくてはならない。
その場所をまず探さねばならない。
場所が見つかったら今度は神座を用意する。
神は形を持って現れることができないので神が宿る為の御神体が必要になる。
御神体があっても常に神がそこにいるわけではない。
呼ぼれて初めてそこに宿るのである。
ここで神を呼ぶ儀式が始まる。
神を呼ぶ為には特殊な技術を持った人間がおこなわなければならない。
その技術を持つものは俳優(わざおぎ)と呼ばれていた。
俳優(わざおぎ)がパフォーマンスをすることによって、神は降臨されそして我々は神の訓示を得ることができるのである。
そして、神に感謝したくさんのおもてなしをして神は再び元の世界に戻って行くのである。

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